梅雨時期から夏場(9月末まで)のお弁当作りで気を付けなければならないことは食中毒ですよね。
長年、家族のお弁当を作っていますが、特にこの時期はお弁当だけでなく日常の食事にも細心の注意を払っています。
せっかく家族のために愛情込めて頑張って作った食事で、家族が食虫毒になってしまうなんてことがあってはたまりませんからね。
特に小さなお子さんのお弁当は気を付けてくださいね。
今回は、梅雨時~夏場に作るお弁当の食中毒対策と気を付けることなどをご紹介しますね!!
梅雨から夏の弁当の食中毒対策の注意点!
食中毒対策の3原則は、
- 菌を付けないこと
- 菌を増やさないこと
- 菌を殺すこと(加熱する)
食中毒の原因は、「細菌」です。しかし普通に生活していると菌は、あちらこちらに飛散しています。もちろん私たちの体にもたくさんの細菌が付着しています。
これらをすべて、やっつけることは不可能なので最低限の除菌をしてお弁当に付着しないようにしましょう!
1.菌を付けないこと
まず一番大切なことは手洗いです。
当たり前っちゃ当たり前のことですが、お弁当を作っている途中に冷蔵庫や電子レンジを開け閉めしたりした後の手って意外と汚れています。
あまり神経質になり過ぎることはありませんが、こまめに手洗いを心がけ、食品に直接手が触れないように気をつけましょう。
あと、忘れがちなのがスマホの画面を触った後の手。この手が一番汚いのです。私はスマホでレシピを見ながらおかずを作ることがあるので気を付けています。
また、調理器具(包丁・まな板・ボウルなど)も雑菌の宝庫です。
実は、意外と調理器具の方が問題かもしれません。というのも、調理器具を洗うスポンジに問題がある可能性が高いからです。
なので、お弁当箱にも細菌がいっぱい?せっかく綺麗に洗っているのに細菌をこすり付けてることになっているかもです。
まな板は、どうしても細かい傷がいっぱいなので傷の中に入り込んでいる雑菌やスポンジで洗った時に入り込んだ菌にも気を付けないといけません。
対策としては、スポンジ除菌効果のあるキッチン洗剤でスポンジの除菌を心がけたり調理器具の熱湯消毒をしたりして清潔な調理器具を使うようにしましょう。
一番手っ取り早いのは除菌スプレーです。おすすめは「ドーバー パストリーゼ77」です。食品にも使え、口に入っても安全なので家じゅう何にでも使えます!!
注意手を拭くタオルとふきんも毎日きれいなものに取り替えましょう。2.菌を増やさないこと
菌がもっとも繁殖しやすい温度は30℃~40℃です。なので調理後は、完全に冷ましてから弁当箱に詰めましょう。
また、冷ますときはできるだけ素早す冷ますことで菌の増殖を防ぐことができます。ラップをして冷蔵庫で冷ます、お皿の下に保冷剤を置くなどの工夫をしてください。
白ごはんは、バットなどの上で広げてしっかりと粗熱をとってから詰めるといいですよ。
そして、完全に冷めてからフタを閉めるようにしましょう。
3.菌を殺すこと(加熱する)
生ものは洗っても菌が残りやすく温度が高くなると繁殖の原因になるので夏場のお弁当には適していません。
梅雨時期~夏場のお弁当のおかずは火を通せるものに徹することです。
食材は、しっかりと中まで火を通すこと。中心部を75℃以上で1分間以上加熱することで菌は死滅します。
お弁当の定番のおかずの「卵焼き」は半熟の状態で巻かずにしっかりと火が通ってから巻いていきましょう。
夏の定番のプチトマトは生ものでも傷みにくく、彩りもよく、隙間を埋めるのにも最適なのでお弁当に加えたいおかずです。
プチトマトを入れる場合は、ヘタを取りヘタの部分をしっかりと洗いキッチンペーパーで水分を拭き取り直接手で触れないように詰めるといいですよ。
梅雨から夏の弁当の食中毒対策は弁当箱の工夫を!
梅雨時期から夏場のお弁当の食中毒の原因は「おかず」だと思われがちですが、お弁当箱やおかずの入れ方にも原因があります。
もちろん、上述の食中毒対策の3原則を徹底したうえですよ。
この時期の食中毒対策として、お弁当箱にひと工夫をすることで食中毒を防ぐこともできます。
- 2段のお弁当箱にする
- 毎日同じお弁当箱を使わない
- お弁当箱をお酢でふく
- おかずは抗菌アルミカップに入れる
1.2段のお弁当箱
ランチボックスは、上段におかず下段に白ごはんと分かれている2段になった弁当箱にすることです。
夏場は水分の出るおかずは極力さけるべきですが、気を付けていても「あれ!?」ということもあります。2段に分かれていると、もしも水分が出てもご飯に移ることを防ぐこともできます。
2.毎日同じお弁当箱を使わない
お弁当箱を夜に洗って次の朝に使うとき完全に乾いていますか?重なった部分やパッキンが濡れていたり湿っていたりすると、いくらおかずに気を付けていても危険です。
お弁当箱が完全に乾いていから使うためには2~3個用意して使いまわしましょう。
洗剤で洗った後は、熱湯消毒かキッチン用漂白剤につけて消毒してくだいね。
ちなみにパッキンも外して洗っていますか?実は、パッキンの汚れが一番の原因だったりします。
3.お弁当箱をお酢でふく
ご飯やおかずを詰める前に、お弁当箱の中をお酢を含ませたキッチンペーパーで拭いてから詰めます。
お酢には殺菌効果があるのでおかずが傷みにくくなります。
4.おかずは抗菌カップに入れる
おかずは直接お弁当箱に入れるのではなく、使い捨てのアルミや紙製の抗菌カップに入れてから詰めます。抗菌カップは100均でも売っていて大小様々なサイズ、形も色々とあり便利です。
抗菌シート・抗菌フィルムを利用するのもいいですよ。
この時期は抗菌でも使いまわしのできるシリコンカップは封印しましょう。
最後に
梅雨時期から夏場のお弁当には神経を使いますが、菌を付けないことを一番に意識して、おかずは中までしっかりと火を通し、熱いものはしっかりと冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。
ちょっと面倒で手間がかかりますが、梅雨時期~夏場の一時期だけなので一手間かけてください。
食中毒になってからでは遅いので少しの手間をかけて乗り切りましょう!