「土用の丑の日って何?」「誰がどうやって決めたの?」って疑問に思いませんか?
今年、2020年(令和2年)の土用の丑の日は、7月21日(火)と8月2日(日)の2回あります。
なぜ1回しかない年があったり2回もある年があるのか? これも不思議ですよね~
昨年は土用の丑の日が2回あって「ラッキー!うなぎ~」と喜んでいた子供が、今年の土用の丑の日は1回しかないと知り「土用の丑の日ってどうなってんの?」と聞かれたので調べてみました!
2020年の土用の丑の日はいつ?
- 7月21日(火)
- 8月2日(日)
土用の丑の日の「土用」の意味は?
「土用って、土曜日のこと?」なんて思ってたりしませんか?そんな人はいないですかね~(笑)
実はうちの子供が小学生のとき「7月の最後の土曜日はウナギを食べる日!」と言っていました。
7月ってことを知っていただけでもスゴイ!! と思った私は親ばかですかね^^;
まずは、土用の丑の日の「土用」の意味から説明しますね。
その昔、古代中国から伝わった「五行説」というものが元になっていてます。あらゆるものを「木火土金水」の5つに分けました。
四季を五行で分けると、
- 春…木
- 夏…火
- 秋…金
- 冬…水
と割り当てられ、「土」が1つ余ってしまいました。
そこで、各季節の終わり(変わり目)の18日間が「土」の期間とされたのです。
なので、土用は夏だけではなく春、秋、冬にもあり1年に4回あるということになります。
もう少し分かりやすくいうと、立春・立夏・立秋・立冬の前日までの18日間(もしくは19日間)のことを「土用」いいます。
2020年の土用は、
・冬土用→2月4日の立春前の17日間(1月18日~2月3日)
・春土用→5月5日の立夏前の19日間(4月16日~5月4日)
・夏土用→8月7日の立秋前の19日間(7月19日~8月6日)
・秋土用→11月7日の立冬前の18日間(10月20日~11月6日)
実際に「土用」は年に4回ありますが有名なのは夏土用だけです。それにはウナギが関係しているからですよね~
ちなみに、今年2020年にある土用の丑の日は、
- 冬:1月23日(木)
- 春:4月16日(木)・4月28日(火)
- 夏:7月21日(火)・8月2日(日)
- 秋:10月25日(日)・11月6日(金)
それにしても、あらゆるものを5つに分けて余ったからって無理やり当てはめたみたいで昔の人が考えることって面白いですね(笑)
土用の丑の日の「丑の日」の意味は?
土用の意味がわかったので次は「丑の日」について説明しますね。
丑(うし)というのはアレです!! 「干支(えと)の丑」です!
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥・・・と、1年365日すべての日に十二支が割り振られています。
この中の「丑(うし)」にあたる日のことをいいます。
ちなみに日々の干支は、日干支がわかるサイトを見るとわかります!→日干支カレンダー
昔は十二支が記されているカレンダーをよく見かけましたが、最近のカレンダーはシンプルになって見かけませんよね。
干支どころか六曜(赤口・先勝・友引・先負・仏滅・大安)も書かれていないカレンダーが多いです。
土用の丑の日って何?由来は?
ここまで来るとピン! ときましたか?
「土用」期間中に「十二支の丑」に当たる日のことです。
今年、2020年の立秋は8月7日です。
なので、夏土用は7月19日~8月6日の19日間になります。
その19日間にめぐってきた「丑(うし)」の日が「土用の丑の日」となります。
十二支は12個で1じゅんですから13日に1回まわって来ることになります。
年によって「丑の日」が1回しかまわってこない年もあるし、今年のように2回まわってくる年もあるということです。
最後に
こうやって文字で書くと分かったようでも理解するのはむずかしいですね…
分かりにく人は、立秋の日の前、18日間(もしくは19日間)のあいだにある「丑の日」が【土用の丑の日】と覚えてくださいね!
2020年は7月21日(火)・8月2日(日)が土用の丑の日です!!
お子さんに説明するときは、卓上カレンダーをと日干支カレンダーを見せながら説明したら分かりやすいですよ♪
うちの子は説明すると理解したのですが、「今年は土用の丑の日が2回もあるからラッキー」と喜んでいました。