美濃祭りは、岐阜県美濃市で毎年4月第2土曜日・日曜日に行われます。
2020年は、4月11日(土)・12日(日)の二日間にわたって開催されます。
江戸時代から続くこの祭りは元は雨乞いの行事だったそうで、どこか懐かしい感じがする心あたたまる祭りです。
美しく迫力もある「花みこし」、歴史的にも価値の高い「山車」、伝統文化の「流し仁輪加」と町内一丸となって行われる美濃まつり。
今回はそんな「美濃まつり」の駐車場、アクセス方法、開催日程とスケジュールをご紹介します!
美濃祭り2020の駐車場
美濃まつりでは、観光客のための常設駐車場として「観光ふれあい広場駐車場」が用意されています。
また、4月11日・12日は「美濃市役所の駐車場」も臨時駐車場として解放されます。
300台の駐車スペースが確保されていますが、車で訪れる人が多いので早めに到着してください。
・観光ふれあい広場駐車場
岐阜県美濃市常盤町2423-1
・駐車台数:100台
・駐車可能時間:24時間
・駐車協力金:1日100円
・美濃市役所
岐阜県美濃市上条1350
・駐車台数:200台
・駐車料金:無料
・殿町市営駐車場
岐阜県美濃市殿町55-1-2
・駐車台数:36台
・駐車可能時間:24時間
・駐車料金:2時間まで無料
・殿町市営駐車場
岐阜県美濃市米屋町2658
・駐車台数:30台
・駐車可能時間:24時間
・駐車料金:2時間まで無料
美濃まつりのアクセス方法
八幡神社
岐阜県美濃市上条1238
バスでのアクセス
- 岐阜バス(美濃線)の「美濃市役所」で下車、徒歩5分
電車でのアクセス
- 長良川鉄道「美濃市駅」下車、徒歩17分
車でのアクセス
- 東海北陸自動車道を「美濃インター」から国道156号線経由で約10分
美濃まつりの開催日程とスケジュール
花みこし
#美濃まつり#花みこし pic.twitter.com/xHdyrYX2q6
— やっさん (@nomuyassan) April 13, 2019
4月11日(土)
31基の花みこしが町内を練り歩きます。
・八幡神社:8時30分 出発
・殿町交差点:9時20分 通過予定
・広岡町交差点:12時30~ 総練り
美濃まつりの「花みこし」は、おみこしの屋根に長い花飾りをたくさん刺して飾ったものです。
この花飾りは、美濃市の伝統産業の美濃和紙をピンク色に染めて花を作り、竹を割いてつくった「竹刀(しない)」と呼ばれる長い棒に飾り付けたものです。
それぞれの町内でひとつひとつ手作りされているので色も各町内で違います。
花みこしが町を練る様子は、ピンク色の巨大な花が「ゆっさゆっさ」と揺れながら動いているようです。
「神輿」と聞くと男性をイメージしますが、「め組」と書かれた花みこしは女性が、子供たちが担ぐ「子供みこし」もあり、みんな誇らしげな顔で「オイサー!オイサー!」と担いでいます。
2019/04/13 (Sat) #美濃市 #美濃まつり
土曜日の午後、花みこしが一堂に会しての #総練り は、若衆がみこしを上下に激しく動かして竹刀が大きく揺れる事で、花が開いたり閉じたりするような美しい動きを観賞できました^^
オイサー!オイサー! pic.twitter.com/WqJHsrqhUd— カミン (@KAMIN751) April 18, 2019
美濃まつりの最大の見どころは、やはり「花みこし」の総練りです。
美しさ&華やかさを競い合うように神輿を上げたり揺らしたりして迫力がりとてもキレイで見応えがあります。
山車(やま)
4月12日(日)
からくり細工の工夫をこらした山車や、桃太郎や浦島太郎、花さかじいさんなどの衣装を着た練り物が町内を練り歩きます。
・八幡神社:13時~
各町内が持っている6輌の山車は、どれも江戸時代に作られたもので、カラクリ仕掛けがあり県指定有形民俗文化財になっています。
現代のように電動仕掛けではなく、ゼンマイと歯車の組み合わせで複雑な動きをするカラクリ人形たちに江戸時代の職人の技術の高さを感じずにはいられません。
- 靭車:常磐町
- 舟山車:相生町
- 三輪車:殿町
- 聖王車:新町
- 浦島車:泉町
- 布袋車:吉川町
美濃まつりの山車は、他の場所で活躍したものが代替わりで売りに出されたのを買い求めたものが多く、結果的により古い時代の山車が美濃の町で大切に守られてきました。
美濃まつりの山車は、どれも江戸時代の技術の高さを伝える価値ある一品ばかりです。
これらの山車のカラクリを全部見るなら八幡神社がオススメです。御拝殿の前でカラクリを祈祷奉納します。
流し仁輪加(ながしにわか)
4月15日(日) 美濃まつり「美濃流し仁輪加」コンクール会場は観光協会前ポケットパークです。
美濃まつりラスト、思いっきり笑いましょう! pic.twitter.com/xBFRRHCEJv
— 美濃市観光協会(公式) (@minokanko) April 15, 2018
美濃流し仁輪加(にわか)は、コントのようなお笑いの寸劇が、4月4日(土)・5日(日)ともに夕方17時ごろから、あちらこちらで始まります。
美濃市内の各町内ごとに、にわかを披露する場所が設けられており青と白のストライプの幕と各町内の札がついた看板が目印ですよ。
流し仁輪加は独特の美濃言葉で演じられ、最初の口上では、演目の紹介とともに、「あとはなんやらかや」「むっちゃくちゃらのはじかまり」というような面白い言い回しがされます。
演じる内容は、地元ネタあり、政治や世相のネタありですが、すべてタイムリーな今年のネタを披露しています。
ラストでは、演者が言った言葉に対して見物人たちが「そりゃまた、どうしてやな」と大きな声で問うのがお約束となっています。
演者が「~のことならな」などと言うと、観客が「どうじゃな」と合いの手を入れ、その後、落ちがきて、最後に観客と演者みんなで『エッキョウ』と大声で言って、終了します。
全部の流しにわかを楽しみたい人には、18時30分から行われる仁輪加コンクールがおすすめです。
仁輪加コンクールは、うだつの上がる町並みの美濃市観光協会前ポケットパークで行われます。
仁輪加コンクールで優勝するのは、町会として名誉なことなので、全部の流し仁輪加が参加して楽しさを競い合っています。