虫歯予防のために子供用の歯みがき粉を使って歯みがきをさせているけど困ったことに歯ブラシにつけた歯みがき粉をなめたり、歯みがきの最中に歯みがき粉を飲み込んでいたり。
また、口をゆすがせうようとしても「ペッ」と吐き出すことができず水を飲み込んでしまったり、そもそも、うができなかったり。
ママとしては虫歯にならないように頑張って歯磨きをさせているけど「歯磨き粉は飲み込んでも大丈夫なのかな」いっそのこと「飲み込んでも大丈夫な歯磨き粉はないのかな」と思いますよね。
この記事では、「歯磨き粉を飲み込んでも大丈夫な量」や「誤飲をした際の対応」また、うがいができないお子さんのために「口をゆすがなくても良い歯磨き粉」の紹介をしています。
子供が歯磨き粉を食べたり飲み込んんだりするけど大丈夫?
子供用の歯磨き粉はバナナやイチゴなどの味がつけてあり甘くて美味しいから歯を磨くというより歯磨き粉をなめて飲み込んでしまう子供が多くいます。
はじめは多少飲んでも大丈夫かな?と思っていても毎日のこととなると「体に悪いのではないか」「蓄積されていくとどうなるのか」など心配になりますよね。
結論!!毎日の歯磨きで少量を飲み込んでも問題ありません。
歯磨き粉は口の中に入れるものです。まして小さなお子さんが使うのだからある程度は飲み込んでしまうことを前提に作られているので健康被害をおよぼすような有害な成分がたくさん含まれていることはありません。
一番心配なのは「フッ素」の過剰摂取だと思いますが、日本で製造されている歯みがき粉は1日2~3回の歯みがきの際に少量を飲み込んも問題ないとされています。
もちろん、フッ素だけでなく他にも気になる成分があります。泡立ちを良くする「発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)」です。
これは、洗剤やシャンプーなどにも含まれている合成界面活性剤なんですね。安全性は認められているとはいえ私なら我が子に極力飲み込ませたくありません。
ちなみに、1回の歯みがきに使用する歯磨き粉の量をきちんと把握していますか?
大人のように歯ブラシにベッタリつける必要はありません。特に歯磨き粉を飲み込んでしまうような小さなお子さんの使用量は「子供の切った爪程度の少量」で十分なのです。
ええっ?!「こんなに少なくていいの」とビックリしましたか?
歯磨き粉を誤飲してしまったら?
歯みがき時に少量の歯磨き粉をなめたり飲み込んだりするのとは違い、歯磨き粉をチューブをチューチュー吸って大量に飲んでしまったらどうすべきか。
まずは落ち着きましょう。
- 口の中に残っている歯磨き粉を出す
- コップ1~2杯の牛乳を飲ませる
- 病院へ行く
1.口の中に残っている歯磨き粉を出す
うがいが出来るお子さんは、うがいをして口の中に残っている歯磨き粉を吐き出させます。
うがいが出来ないお子さんは、ガーゼで口の中に残っている歯磨き粉をふき取ります。
2.コップ1~2杯の牛乳を飲ませる
コップ1~2杯の牛乳を飲ませて様子を見ましょう。
アレルギーなどで牛乳が飲めないお子さんは、お水でもかまいません。
3.病院へ行く
病院へ行く目安は、
- 大量に飲み込んだ
- 吐き気・おう吐がある
- 顔色が悪い
- けいれんを起こした
飲み込んだ歯磨き粉を持ってすぐに病院へ行きましょう。
ただし、歯磨き粉を吐き出した(おう吐)後は機嫌が良いようなら様子を見ても大丈夫です。
飲み込んだ量がわからなくて不安なときも病院で見てもらうと安心できるでしょう。
重要!フッ素配合の歯磨き粉を飲み込んだ場合、お子さんの体重10kgに対して5gを超える量を飲み込んでいるようなら病院へかかりましょう。うかいが必要ない飲み込んでも大丈夫な歯磨き粉はある?
歯磨き後に口の中をゆすぐことができない、うがいができない小さなお子さんにオススメの歯磨き粉を紹介しますね!
粉の歯磨き粉「ブリアン」
「ブリアン」という、粉末状でちょっと変わった歯磨き粉を紹介しますね。
ジェル状のフッ素配合の歯磨き粉と違い粉末状なので歯と歯の間にも入り込みやすく仕上げ磨きのときも歯に擦りつける感じでササッとみがける上にいちご味なので子供も喜びます。
最後に
歯磨き後に口の中をゆすぐことができない、うがいができない子供に歯磨き粉は必要ないという人もいますが、仕上げ磨きのときにパパやママが歯磨き粉をつけた歯ブラシで丁寧にみがいてあげるといいでしょう。