離婚したら戸籍はどうなるのか?気になっている方が多いと思います。
バツイチの由来は、離婚により戸籍から除籍された者に×=バツ印が付けられるからと言われています。
今回は、実際の戸籍謄本に『離婚』した事実がどのように記載されているのか?をご紹介します。
離婚したら戸籍謄本に×バツがつくって本当?
上述のとおり、除籍された配偶者(ほとんどの場合は妻)の名前の上に大きなバツ印が記載されていたのは昔の話で、現在は電子化により×印で消すことはなくなり【除籍】と記載されています。
こちらが離婚後の元旦那の戸籍謄本です。私(元妻)の欄にバツ印はついていません。
※これは、子供を私の戸籍に移動させるために子供の戸籍謄本を取ったので分かりました。お子さんがいない方は離婚後の元旦那の戸籍謄本を取得する際に役所で「自分が除籍されていることが記載されている謄本が欲しい」と言うと取得できます。
そして、こちらが離婚後に私が新しく戸籍をつくった謄本です。
バツ印は、どこにも記載されていません。しかし、元旦那の戸籍謄本と違いは【婚姻】の記載がありません。
離婚後の戸籍謄本の記載内容は?離婚理由も記載されているの
離婚後の自分の戸籍謄本には【離婚】したことがわかる記載があるのか?も気になると思います。
先程と同じものですが、私には3人の子供がいて離婚後に子供達を私の戸籍に入籍させるために、もとの戸籍にもどる(婚姻前の親の戸籍にもどる)のではなく、私自信を筆頭者とした新しく戸籍をつくりました。その戸籍謄本には【離婚】の文字がしっかりと記載されています。
※離婚の際、子供がいる場合で自分の戸籍に子供を入れる場合は必ず新しく戸籍をつくらなければなりません。
離婚後の新しい戸籍謄本の記載内容は以下の通りです。
- 戸籍編成日は離婚届を提出した日
- 名前
- 生年月日
- 父の名前
- 母の名前
- 続柄
- 離婚日
- 配偶者氏名(元旦那の名前がフルネームで記載されています)
- 従前戸籍(住所と筆頭者氏名=元旦那)
以前どこかで離婚理由(協議離婚・調停離婚など)も記載されていると聞いたことがありますが、2017年現在私の戸籍謄本には離婚の理由は記載されていません。ちなみに協議離婚です。
離婚後の戸籍謄本の子供の記載内容は?
私の場合は子供がいて子供達の親権者は私で、子供達は私の戸籍に入籍させました。
見ての通り、離婚後の子供の戸籍には父母の名前がしっかりと記載されています。
親権者を決めた日は離婚届を提出した日です。そして、入籍した日(届出日)は、家裁から許可審判が届いた後に入籍届を役所に提出した日が記載されています。
ちなみに、子供が結婚をして私の戸籍から出て行き(除籍)、新しく戸籍をつくっても子供の【父母】の欄は一生、変わることがありません。
それは、再婚により再婚相手の戸籍に入っても(養子になっても)同じです。
戸籍謄本を取得すると一生、実の父親の名前が記載されます。再婚相手は【養父】と記載されます。
最後に
離婚したことが戸籍に載らないよう消したいと思っている人はたくさんいると思います。特にお子さんがいない方はね・・・
しかし、私のように子連れ離婚で子供を自分の戸籍に入籍させる場合、戸籍を他の市区町村に転籍させることで【離婚】の文字は消えても、子供達の【父】の欄には元旦那の名前がフルネームで記載されるので離婚の記載が消えても意味がありませんね(>_<)